どのスタイルがお好き?(その3)

20150624

前回の続きです。 その(1)  その(2)

行政や公務員を叩いて糾弾する追求型の質問は、結局のところ市民にとっての利は殆どありません。
それでも追及質問を行う議員が居るのは「質問する議員自身に利があるから」です。
ひとつは公務員を叩くだけで一定の支援が得られるからです。・・・景気低迷でが長引き、公務員と民間の処遇に差が生じてることが背景にあるような気がします。とにかくそれだけで拍手喝采を浴びます。
それから、もうひとつは「糾弾型の質問は新聞記事として掲載されやすい」ということがあります。
『〇△議員の質問で、こんな事実が明らかに!』という形で記事になりますので、自分の活動をアピールするにはもってこいなワケです。
一方提案型、陳情型は殆ど記事になりません。こうした質問は、行政が質問を受けた後検討を重ね、制度化すると決まって初めて記事になります『◇△市で〇〇制度を適用することが明らかに』という形です。
このときにどの議員が提案したものだなんて事は掲載されません。
まあ、そういう訳で、行政や公務員を叩くやり方は手っ取り早く自分を上げる材料になるのです。

ということで、たいていの議会には、この罠に陥ってしまう議員が何人か出てきてしまうのです。
お断りしておきますと、どの議員も糾弾すれば一部の人間に拍手喝采される&名指しで新聞記事に掲載されやすいことは知っています。
でも多くの議員はそういうことはしません。そんな事をしてもうまくいかないこを知っているからです。

もちろん、事故や不祥事などがあった際に、その原因や課題について議員が指摘し改善促すことは必要です。外部から言わないとダメな事もあります。
しかしそれは追及・糾弾という形をとるべきではないのです。
あなたの周囲に糾弾型の議員がいたら、その行動や言動を冷静に見極めて欲しいと思います。
彼(彼女)は、本当に市民のために働いていますか?
プロパガンダが目的となってはいませんか?

川崎市議会議員
小田りえ子