どのスタイルがお好き?(その2)

20150623

□前回の続きです (その1)http://gikai.me/page_1298

議会質問におけるスタイルの3つ目は【追及型】です。
市や職員のミスや不備、不祥事などを議会で糾弾するスタイルです。
例えば、市立病院で医療ミスがあったとしましょう。それを「どうなっているんだ!」「患者に申し訳ないと思わないのかっ!」と議場でひたすら糾弾するのです。行政は「二度とこのようなことが無いように」と謝る以外に答弁しようも無く、そういった質問は「不毛・・・」と思いながら聞いています。
質問中周囲を見回すと「もうちょっとやりようがあるだろうに・・」といった感じで少し嫌そうな顔をしている議員もちらほら見かけたりもしますので、追及型質問を好まない議員も結構居そうです。
(ちなみに・・議員が顔に出るタイプが多いので、議場での表情から考えが読み取れますが、行政は完全にポーカーフェイスなので何に考えているのかさっぱり分かりません)

この3つのスタイルは、完全に分類できるものではありません。地元の陳情を紹介して、そこから全市の施策提案に繋げたり、市の不備を追及して改善策を提示するなど、多くの議員は【陳情】【提案】【追及】をうまく組み合わせて質問を組み立てています
市民の声である【陳情】と、全市施策である【提案】、それから不備やミスを指摘する【追及】、それぞれがそれのみで完結しては独りよがりの質問になってしまう可能性が高く、これら3スタイルをうまく組み合わせてこそ効果を発揮することができると考えています。

しかし残念ながら、ただ追及するだけの質問が結構あります。追及型質問は、市民にとってメリットが薄いのですが、それでも無くならないのは【質問する議員にとってメリットがある】からです。

(つづく)

川崎市議会議員
小田りえ子