TPOってあるよね(その3)

20150208

(その1) (その2)の続きです。

さて、議員の写真つきポスターは、住宅街や商店街の店先、工場の一角などなど、あらゆるところに貼られています。
認知度をあげるためだったり、人は何度も会っているだけで相手の好感度が上がる「単純接触効果」を狙っているのかな、と思っています。
しかし、(その2)で描いたように、壁一面にあらゆる政党のポスターが貼られているさまは、美しくないどころか異様にすら感じます。

私はこの政治家が日常的に自分の選挙区に貼るポスター、無くしてほしいと思っています。

これは、私が会社員であったときの経験です。ある温泉地に行ったときのこと。、そこの温泉地の商店街は殆どの店先にある一人の政治家のポスターが貼られていました。歩けども歩けどもその政治家の顔を見ながら目的地の旅館まで進まなければならないのです。
もうね、観光気分が下がりましたよ。「ここ、もう来たくないな」と正直思いました。
ここまでくると、ポスターを貼った政治家に対する好感度は下がる一方でしたし、この商店街は顧客のほうを見てないよね、とも感じました。
こうした例は他にもあります。
のどかな田園地帯。日本の里山の原風景を残した場所に、転々と田んぼに杭で埋め込まれたポスターが100メートルおきに並んでいる風景。
とある観光地、観光地の入り口に立つ観光看板の真横に政治家のポスターが貼ってある風景。

景観破壊以外の何ものでもないと思います。
私の感覚では、こういうことをする政治家を応援したいとは思いません。
もし、こういう人が「環境保護」とか「景観を守る」なんて主張ししたら、ギャグですよ。

また、先述したように、ポスターを貼ってくれる場所を探すのも、ポスターを貼ったりはがれた場合に貼りなおしたりするのは議員自身の役目です。秘書や支援者にやってもらうこともあるのでしょうが、ポスター貼ってもらった家へのあいさつ回りなどは議員自身が行います。いずれにしてもかなりの手間と時間をかけています。
こんなことに時間を割くらいなら、もっと大事なことに使って欲しいと思いませんか?

こうした政治家のポスター、いっそのこと全て禁止にして欲しいのですが、法律を作る政治家自身が自分のためにやっている行為ですので、法制化は難しいかもしれませんね。

最終的には有権者が決めることですが、そうした景観を破壊するようなポスターを貼っている政治家がどうなのか、皆さんの頭の中で一度考えてみて欲しいと思っています。

川崎市議会議員
小田りえ子